いつか誰だって 願い叶うって

いつの日か懐かしく読むための備忘録

転がり落ちた2月

「後にも先にもこんなに好きになる人はいない。私の担当は松本潤くん。」ずっと、7年間そう思っていた。なのに、この2月にひとりのJr.に転がり落ちてしまった。私の人生の中ではたぶんトップ3に入るくらいの大事件。とりあえず、この一か月の間に何が起こったのか自分でもよくわからないけれど書き残しておきたくて、今こうしてキーボードをカタカタ打っている。あくまで忘備録。ところどころ日本語おかしいかもしれないけれど、それも含めて「今」思うことを書いておく。

 

きっかけは?…それが、はっきりわからない。「お兄ちゃん、ガチャ」は1話から見ていた。でも初めて見たとききしくんに対して特に何も感じていなかった。野島伸司って今はこういう脚本書くんだ、世界観がかわいいなぁ、数年間ジャニオタやってるけどジュニアは顕嵐くんくらいしか知らない、ミコは嵐旅館の女将やってた子だね、とかそんな感じの感想。(トイのドラムを叩くシーンで指がとっても綺麗…!とは思った)しばらくして大学の期末テスト期間に入り、途中で中休み的に5日間も間があいた。私が思うに、すべてはこの5日間のせい。勉強したくないなぁ…と思いながらyoutubeで動画を見ていた。それで、アイドルをやっている岸優太を知った。この子がトイか。クリエセクボの5人を知った。なんだか嵐っぽい。もうここからはズブズブはまっていってしまった。<あー、私、岸くん好きかもしれない。→えっ、好きだわ。→ごめん、大好き。>猛スピードでステップアップ。でも、なんていうか、背徳感的なものを感じてしまってすごく困った。別に潤くんを嫌いになったわけでもない。これって担降りの兆し…?いやいや、今までの7年間は何だったんだってなっちゃうじゃんか。嵐のために西へ東へ飛んで行っていた私を否定するようで、どうしていいかわからないままぐずぐずしていた。

 

そんな中、岸くんがPON!に生出演するというお知らせが舞い込んできた。ちょうど期末テストがすべて終わった日の午後のことだった。明日か、何も予定は無い。じゃあ行ってみよう、一度この目で岸優太くんを見てみようと思った。その日、バイトを終えて帰宅した私は、団扇作りの材料がまるまる残っていることに気が付いた。去年のTHE DIGITALIANツアーのときに、新しい団扇を作ろうと思って買っておいたものだった。結局時間が無くて新しいものは作らず昔のものを持って行ったため、置いてあったのだ。「岸くん、自分の名前が書いてある団扇がいっぱいあったら嬉しいかなぁ。」そう思った。次の日朝早くに汐留に向かわないといけないのに、気づいたら私はパソコンから型紙を印刷してカッティングシートを切っていた。それまで潤くんの団扇を作っていた時とはまるで違う感覚だった。「気づいてもらいたい、あわよくばファンサしてもらいたい」その一心で潤くんの団扇は作っていたから。岸くんの団扇は、自分を見てもらいたいとかではなくて岸くんに喜んでもらいたいと思って作っていることに気づいたとき「あぁ、私は岸優太くんを‟応援”したいんだ」ってやっと素直に認めることができた気がする。

 

冷静になって書いてみると、もうこの時点で完全に落ちてしまっている。だから汐留でホンモノの岸くんを見ても‟好き”が募る一方だった。生放送に少し緊張した面持ちの岸くんも、ペットボトルを慌てて落としたあと照れ隠しのようにグイッとひと飲みする岸くんも、自動ドアの先に行ってしまう直前まで手を振る岸くんも、私の目をとらえて離さなかった。

 

2月16日には初めてSHOCKを観に行った。SHOCKのことは、My千秋楽を終えてから別に書こうと思っている。ユウタは優太であって優太でなかった。舞台上でくるくる表情を変える様子を見て才能底なしだ…(担当フィルターかかってるかもけ)と思ったことだけここに書いておく。

 

いまだに担降り宣言には至っていない。潤くんも大好きだから。掛け持ちっていう状態だけれど、これから岸くんの姿を見ていきたいと思っている。とにかく私は今まで全く知らなかった世界に足を踏み入れてしまった。でもいまはそれがとっても楽しいし、いっぱい知りたいいっぱい見たい。7年間潤くんや嵐しか見えてなかった私の目をわずか1か月で自分に向けさせた岸優太くんに期待度バツグン!!

 

2015.2.28 海